Camp Layout

「虫ゼロ」サイトの構築術:地形を味方につける

殺虫剤を撒く前に、設営場所で勝敗は決まっている

Site Configuration

Avoid the swarm, find the comfort

どんなに高価な防虫スプレーを使っても、虫の巣窟のど真ん中にテントを張ってしまえば意味がありません。5月の森において、虫の活動範囲を予測し、その「領域(テリトリー)」から外れる場所にサイトを構えることが、最高に快適な一夜を作るためのサバイバルスキルです。

避けるべき「ハイリスク・スポット」ワースト3

  • 01. 静水と低地

    水たまりや池、流れの緩い沢の付近は、蚊の発生源そのものです。少しでも標高が高く、水がたまらない場所を選びましょう。

  • 02. 深い「藪(やぶ)」の際

    背の高い草むらは、ダニやヘビ、ブユの格好の隠れ家です。可能であれば、草が刈られている開けた場所、または砂地や岩盤の上に設営します。

  • 03. 風が「完全に止まる」影

    虫の飛行能力は弱く、少しの風があるだけで近寄れなくなります。山の窪地や大きな岩の裏など、風が滞留する場所は虫の楽園です。

理想の「虫除けサイト」レイアウト

風を味方につける

適度な風が吹き抜ける「尾根(リッジ)」や「開けた草地」に、タープを風を妨げない向きで張ります。煙(焚き火)が自分たちの方に流れる配置にすれば、副次的な防虫効果も得られます。

光で誘導する

メインサイト(食事場所)から10m以上離れた場所に、最も明るい強力なランタンを設置します(おとりランタン)。虫の習性である走光性を利用し、自分たちの居住圏から虫を物理的に引き離します。

サバイバーの結論:3%の妥協が地獄を作る

「ここでいっか」という安易な妥協(少しの草地、少しの湿気)が、一晩中虫と戦う地獄を招きます。設営前のスカウティング(現地調査)に10分かけるだけで、翌朝の疲労度は180度変わることを忘れないでください。

CHECKPOINT

☑ 近くに腐敗した落ち葉の山はないか?☑ 水はけが悪そうな凹地ではないか?☑ 風の通り道は確保されているか?