浸水を未然に防ぐ:5月の側溝スカウティング
排水さえ機能すれば、都市型水害の8割は軽減できる
Drainage Audit
Preparing for Urban Flooding Before June
「うちは川が遠いから大丈夫」という考えは、現代の集中豪雨には通用しません。雨水がマンホールや側溝から溢れ出す**「内水氾濫」**は、あらゆる場所で起こり得ます。5月の連休明け、雨が多くなる前に自宅周辺の「水の出口」を点検することが、家財と家族を守る最も重要なサバイバル・ワークです。
側溝掃除の3大チェック項目
1. 堆積した「泥と落ち葉」
側溝の底に泥が溜まっていると、排水容量が激減します。5月は冬からの堆積物が固まっている時期。スコップで一度リセットしてしまいましょう。
2. グレート(鉄蓋)の隙間
タバコの吸い殻やビニールゴミが詰まって空気が入らなくなると、排水速度が驚くほど落ちます。ここは「空気の通り道」でもあることを理解しましょう。
3. 私有地からの排水管
自分の庭やベランダの排水溝が詰まっていないか?「家をプールにしない」ための最終防衛線です。
ハザードマップの「盲点」:標高差を読む
ハザードマップで「白(浸水想定なし)」の地域でも、周囲よりわずか**30cm低い**だけで水が集まってきます。
● 道路境界: 道路より玄関が低い位置にあるか?
● 舗装の傾斜: 雨の日、庭のどこに水たまりができるか?
雨の日に傘をさして自宅周辺を歩き、水の流れを「観察」する。これこそが最高の実践的シミュレーションです。
Survival Action: 土嚢の代替を用意する
もし側溝が溢れそうになったら…土嚢がない場合は「水土嚢(ゴミ袋に水を入れたもの)」で玄関先やトイレの逆流を防ぎます。5月の点検時に、45L以上の丈夫なゴミ袋と、玄関前に置くためのプランターなどの重量物の配置をシミュレートしておいてください。
Start Scouting Today
大雨が始まってからの側溝掃除は、滑落や転落のリスクがあり非常に危険です。5月の晴天、少し汗をかきながら行うメンテナンスが、数週間後のあなたと財産を救います。
