Gear Maintenance

紫外線はギアの天敵:プラスチック劣化を防ぐ「UVケア」の鉄則

お気に入りの道具を「脆化」から守り、寿命を3倍延ばす方法

Anti-UV Strategy

Protect your gear from sun damage

5月の紫外線量は、真夏(7月〜8月)とほぼ同等です。特にキャンプギアに多用されるプラスチック(PP、PE、ABS樹脂など)は、紫外線を浴び続けることで分子が分断され、**「脆化(ぜいか)」**と呼ばれる現象を起こします。ある日突然、バックルがパキッと割れたり、ロープが切れたりするのは、このUVダメージの蓄積が原因です。

1要注意ギア:紫外線の影響を受けやすい「弱点」

コンテナ・収納ボックス

屋外に出しっぱなしにすると、色が白くなる「白化」が始まり、最後には粉を吹いて割れます。

パラコード・ガイロープ

ナイロンやポリエステル素材もUVには弱く、強度が著しく低下し、緊急時に切れるリスクがあります。

プロが実践するUVケア&保管術

UVカットスプレーの活用

プラスチック専用のUVシールドスプレーや、テント用のUV防水撥水剤を使用します。特に、常に日光に晒されるコンテナやタープの表側には、シーズンの始めに塗布しておくだけで劣化速度を劇的に遅らせることができます。

遮光保管の徹底

キャンプから帰った後、ガレージや軒下に置きっぱなしにするのは厳禁です。必ず日光の入らない屋内、または遮光性能のあるコンテナの中に保管してください。窓際の室内保管も、UVカットガラスでない限りダメージは蓄積します。

サバイバル・チップス:色の選び方

実は、プラスチックの色によっても劣化速度は変わります。一般的に、**「黒」**や**「暗色系」**のプラスチックは紫外線耐性が高い(カーボンブラックがUVを吸収・遮断するため)傾向にあります。逆に、白やクリア、鮮やかな暖色系は光を通しやすく、内部から分解が進みやすいことを覚えておきましょう。

メンテナンスは最高の防災

道具が壊れるのは、いつも「ここぞ」というクリティカルな瞬間です。紫外線のダメージを目に見えない敵と捉え、日頃のUVケアと正しい保管を習慣化しましょう。