Heat Survival

喉の渇きを信じるな:5月の「隠れ脱水」攻略マニュアル

脳がアラートを出す前に、身体を潤すサバイバルハック

Hydration Protocol

Prevent hidden dehydration before it strikes

「喉が渇いた」と感じたとき、あなたの身体はすでに軽度の脱水状態(体重の約2%の水分喪失)にあります。サバイバルにおいて、脱水は判断力を鈍らせ、疲労を加速させ、最悪の場合は熱中症へと直結します。特に身体が「夏モード」に切り替わっていない5月は、自覚症状のない**「隠れ脱水」**が多発する最も危険な時期です。

!脱水を見抜く「ボディチェック」

爪押しテスト(CRT)

親指の爪を逆の手で強く押し、白くなった色が「2秒以内」にピンク色に戻らない場合、血流が低下(脱水)しているサインです。

ハンカチーフ・サイン

手の甲の皮膚をつまみ上げ、離した後にシワがすぐに元に戻らない場合は、皮膚の弾力性(ツルゴール)が低下しており、深刻な水分不足です。

水を飲み忘れないための「リマインダー・ハック」

喉の渇きを待つのではなく、**「仕組み」**で水を飲むのがプロのやり方です。

ハイドレーション・ボトルの目盛り活用: 1時間ごとに飲み進めるラインをボトルに書き込みます。「10時までにここまで飲む」という視覚的目標が脳を動かします。
アクティビティ連動: 「何かをしたら水を飲む」と決めます。キャンプなら「薪を1本割ったら1口」「ペグを1本打ったら1口」。習慣化が一番強力な防御です。
アラームの強制力: スマートウォッチやスマホのタイマーを「30分おき」にセットします。どんなに作業に集中していても、音で現実に引き戻させます。

サバイバーの鉄則:水分+電解質

水だけを大量に飲むと、血中のナトリウム濃度が下がり、身体が「これ以上水を薄めるな」と判断して尿として排出してしまいます(自発的脱水)。常に**「塩分(タブレットや梅干し)」**をセットで摂取することを忘れないでください。

「渇き」より先に「計画」を

身体の感覚は、極限状態ではしばしば嘘をつきます。冷徹なデータと仕組みに基づいて、自分の生命維持装置をコントロールしましょう。