DIY Survival Gear

シュラフをパワーアップ:自作インナーシーツのすすめ

3シーズンモデルでも標高の高い夜を快適に過ごすための知恵

Sleeping Bag Hack

Boost thermal efficiency by 10°C

5月のキャンプは「標高」が難敵になります。平地が25度でも、1000m上がれば10度近く気温が下がります。しかし、冬用シュラフを持っていくのは重く、かさばります。そこで役立つのが**「インナーシーツ(シュラフライナー)」**です。シュラフの中に1枚挟むだけで、デッドエア(静止空気層)が増え、保温能力が劇的に向上します。

素材選び:サバイバル的3つの選択肢

【シルク】最も軽量でコンパクト。肌触りが良く、吸湿速乾性に優れています。夏はこれ1枚で寝ることも可能。
【フリース】保温性重視。3シーズンシュラフを0度近くまで対応させたい場合に有効。やや重いのが難点。
【タイベック】透湿防水素材。放射熱を反射するアルミ蒸着タイプ(サーマルビビィなど)は最強の保温ブースターになります。

!超簡単!自作インナーシーツの作り方

専用品を買うと数千円しますが、好みの生地(特に古くなったシーツや安価なフリース毛布)から自作すればコストは1/10です。

  1. サイズ計測: シュラフの幅+10cm、長さ+20cmの布を用意します。
  2. 折り畳み: 布を縦半分に折り、底と側面の2/3を縫い合わせます(上部1/3は出入り口として開けておきます)。
  3. ループ追加: シュラフ内でズレないよう、足元と肩の部分に小さな紐ループを付けるとプロ仕様になります。

もう一つのメリット:衛生管理

シュラフライナーの最大の利点は、実は**「シュラフ本体を汚さないこと」**にあります。汗や皮脂はライナーが吸収するため、ライナーだけを丸洗いすれば済みます。高価なダウンシュラフの洗濯回数を減らすことは、ロフト(ふくらみ)を維持し、道具を長持ちさせるための最良の策です。

重ね着(レイヤリング)は寝具でも

1枚で全てを解決するのではなく、シーツ、シュラフ、シュラフカバーを組み合わせる「寝具のレイヤリング」を覚えれば、どんな環境でも最小の装備で最高の睡眠を手に入れられます。