ブユ(ブト)攻略:足元を狙う暗殺者を阻止せよ
「蚊」とは別次元の毒性と執着心。正しい防御服術とは
Anti-Black Fly Tactics
The shin-high barrier against silent biters
ブユ(地域によってはブト、ドクガタ)は、5月の清流付近で爆発的に発生します。蚊のように「刺す」のではなく、皮膚を「噛み切って」吸血するため、痛みと腫れが激しく、完治まで数週間かかることも珍しくありません。特に**「足首からふくらはぎ」**を集中的に狙ってくるこの害虫を、いかに物理的にシャットアウトするかがサバイバルの鍵です。
ブユ防御の「三層構造」プロトコル
厚手のコンプレッションタイツ: ブユは薄い靴下の上から咬んできます。スポーツ用の厚手のタイツ(または厚手の登山靴下)で、肌の露出を一切ゼロにします。色は黒を避け、グレーに近い「明るい色」を選ぶのが望ましいです。
ゲイター(脚絆)の装着: 靴とズボンの隙間は、ブユにとっての「侵入口」です。ショートゲイターを装着することで、この隙間を物理的に塞ぎます。
高濃度ハッカ油の散布: ブユはハッカの匂いを極端に嫌います。タイツやゲイターの上から、20分おきにハッカ油スプレーを存分に吹き付けます。
ブユの活動時間を読む
ブユは**「朝夕の涼しい時間帯」**に最も活発になります。逆に、日差しが強く気温が高い時間帯は活動を休止します。このサイクルを理解し、設営や食事のタイミング(無防備になりやすい時間)をずらす、あるいはその時間に防御を最大化することが重要です。
万が一咬まれたら:冷やすか?温めるか?
咬まれた直後(数分以内)であれば、43度以上のお湯で温めると毒のタンパク質が変性し、痒みを抑えられるという説があります。しかし、時間が経過して腫れが始まった後は、**「徹底的に冷やす」**のが正解です。血管を収縮させて毒の拡散を遅らせ、強いステロイド成分を含む軟膏を塗布して安静にしてください。
足元を守る者は森を制す
ブユに一箇所咬まれるだけで、翌日の行動力は半分になります。過保護なほどに足をガードすること。それがプロのブッシュクラフターの心得です。
