Sanitation Science

風呂の残り湯:300Lの「賭け」

5月の気温で、一日放置したお湯に何が起きているか?

BACTERIA

Residual Water Audit

Survival Shelf-Life Evaluation

「断水に備えて、お風呂の水を張っておきましょう」…このアドバイスは正しいですが、その水の**「鮮度」**への理解が欠けていると、命取りになります。特に5月は湿度が上がり始め、人の垢や皮脂が入った風呂水は、雑菌にとって最高の培養液になります。たった一夜で、その水は「宝」から「毒」へと変わる可能性があるのです。

戦慄のデータ:雑菌の爆発的増加

入浴直後数千個
一晩放置(5月)数千万個
二晩放置数億個以上

※1mlあたりの概算。塩素が抜けた瞬間から、増殖のブレーキは失われます。

Survival Protocol: 残り湯の「用途」を仕分ける

どんなに浄水器を持っていたとしても、一晩経った風呂水を飲料にするのは**「最終手段」**です。

  • 0時間〜12時間: トイレの洗浄、床の拭き掃除、洗濯(※必ずすすぎには綺麗な水を)。
  • 12時間〜24時間: トイレの洗浄一択。この時点で、食器洗いや身体を拭くのにもリスクが伴います(傷口からの感染)。
  • 24時間以降: 災害時のトイレ詰まりのリスクがあるため、さらに慎重に。プランターや庭の散水に。

Survival Tip: 「次亜塩素酸ナトリウム」の投入

風呂の水を安全にキープしたいなら、風呂上がりに市販のキッチンハイター(塩素系漂白剤)を数滴、あるいは専用の除菌剤を投入してください。5月の気温なら、これだけで翌朝の菌数増加を劇的に抑制できます。ただし、これを飲料にする場合は**「極限まで希釈し、さらに煮沸」**が絶対条件です。

Knowledge is the Purest Filter.

300リットルの巨大なリザーバーを味方にするか、病の温床にするかは、あなたの「衛生リテラシー」にかかっています。5月の今のうちに、正しい塩素の知識を。