Thermodynamics / Campfire Mastery
「湿気」を、
物理的に絶縁せよ。
春のファイヤーレイ構築術
Building the Perfect Foundation for Wet Environments
The Physics / 焚き火の敵は「伝導」による熱損失
焚き火が消える最大の原因は、酸素不足ではなく、地面への熱逃げです。 特に湿った土は熱伝導率が高く、火の熱を文字通り「吸い取り」ます。 空中に火を浮かせ、湿気を遮断する『レイ(層)』を一段積み上げるだけで、燃焼効率は劇的に向上します。
Protocol / 3段構成の「絶縁」火床
1
「プラットフォーム」:太い生木を敷き詰める
手首ほどの太さの木を井桁(いげた)状、あるいは並行に敷き、地面との間に物理的な隙間を作ります。これが基礎(ベース)となります。
2
「インシュレーション」:細かい枝のクッション
太い木の上に、さらに指の太さほどの枝を重ねます。この層が熱を蓄え、上昇気流(ドラフト)を生むための予熱室として機能します。
3
「着火点」:火を『浮かせた』場所に熾す
最も乾燥した焚き付けをレイの最上部に置きます。下からの冷気を完全に遮断することで、マッチ一本の小さな火が、迷うことなく薪へと燃え広がります。
