Primitive Heat / Kinetic Energy

石に、
「熱」を記憶させろ。
ストーンボイリングの魔術

Harnessing the Fire Inside the Earth

The Theory / 水を火にかけるのではなく、火を水に入れる

金属の鍋が発明される数万年前から、人類はこの方法でスープを作り、水を滅菌してきました。 石は金属よりも比熱が高く、蓄えた熱を一気に放出します。 「水」という障壁を突き崩し、熱エネルギーをダイレクトに叩き込む、ブッシュクラフトの究極の野性とは。

Protocol / 爆発を防ぎ、熱を得る3要素

1

「選石」:川の石は絶対に使わない

【最重要】川底の石や水分を含んだ石は、加熱すると内部の蒸気が膨張し爆発(爆裂)する危険があります。乾燥した高台にある火成岩など、緻密で硬い石を選別します。

2

「スーパートゥース」:赤熱するまでの予熱

焚き火の最も熱い芯の部分(オキ)に石を投入し、最低でも30分は加熱します。石が赤く光り始める『赤熱状態』が、沸騰を約束する合図です。

3

「クリーン・ディップ」:灰を落とす洗浄

加熱した石を水に入れる直前、別の少量の水に一瞬くぐらせ、表面の灰や炭を落とします。このひと手間が、透明で美味しいお湯(スープ)を作るプロのこだわりです。

The stone remembers the fire. The water remembers the stone.
Master the cycle of warmth.