Wilderness Architect / Natural Shelter
森を、「壁」に変えろ。
一晩を凌ぐ
ナチュラルシェルター構築術
Building Protection with Earth's Own Materials
The Concept / 人工物からの脱却、野生への回帰
ブッシュクラフトの真髄は、そこに『ある』ものを利用して、そこに『ない』快適さを創り出すことにあります。 春の森は、冬を耐え抜いた乾燥した落ち葉と、活力を取り戻した柔軟な生木の宝庫。 物理的なプロテクション(防風・防雨)と心理的なセーフティ(安心感)を同時に満たす設計思想を学びます。
Protocol / 成功するシェルターの3つの層
1
「リッジポール」:強靭な背骨の選定
自分の身長の1.5倍以上の太い倒木を、立ち木の分岐点や大きな岩に立て掛けます。これが家全体の荷重を支える生命線です。揺すっても動かない『確信』が持てるまで固定します。
2
「ラフティング」:柔軟な枝の肋骨
リッジポールに対し、柔軟な生枝を45度以下の角度で並べます。春のシラカバやヤナギの枝は折れにくく、網目状に組むことで、次に来る『屋根材』を支える強固なベースになります。
3
「デブリ」:落ち葉という究極の毛布
構造が完成したら、その上に厚さ50cm以上の落ち葉を盛り上げます。この空気の層が断熱材となり、外気の影響を遮断。一番下の地面には『乾いた枝』を敷き詰め、地熱の逃げを徹底防止します。
