Primitive Tech / River Crossing
「岩」を、
足裏で掴め。
草鞋(わらじ)自作のススメ:沢登り最強のグリップ技術
The Ancient Engineering of Stream Traction
The Fact / 繊維の摩擦はラバーを超える
ビブラムソールであっても勝てない、ヌメリのある岩。 古来の知恵「草鞋」は、天然繊維の細かな凹凸が岩の表面に食い込み、水の中でこそ真価を発揮します。 現代のパラコードを芯材に、藁や麻紐で編み上げることで耐久性を高めたハイブリッド草鞋。 一度その『吸い付く感覚』を知れば、春の沢歩きが劇的に安全で、自由なものに変わります。
Protocol / 草鞋(わらじ)の構築と装着
1
「芯出し」:パラコードによる剛性確保
土台となる縦軸には、550パラコードを使用します。藁だけでは強度が足りず、長時間の歩行で伸びてしまいます。現代の化学繊維を骨格にし、そこに天然素材を纏わせることで、最強のトラクションが生まれます。
2
「編み込み」:摩擦を生む緻密な凹凸
藁や麻紐をきつく、均一に編み込んでいきます。この『凹凸』こそが、岩のヌメリを突破し、面で支える力を生み出します。左右のバランスを確認しながら、自分の足の形にフィットするよう調整しながら進めます。
3
「緊結」:足首への確実な固定
【重要】草鞋は足と一体化して初めて機能します。足の親指と人差し指の間に通した緒(お)を、足首でクロスさせ、血流を止めない絶妙なテンションで結びます。濡れると若干伸びるため、一度水に浸けてから締め直すのがサバイバル・メソッドです。
