Hammock Survival / Thermal Insulation
「宙」に、
温もりを。
春のハンモック泊:底冷え対策の即席アンダーキルト
The Engineering of Suspended Insulation
The Fact / ハンモックの敵は「対流」である
地面から離れているハンモックは、背中側を常に風が通り抜けます。 寝袋に入っていても、自分の体重で潰れた背面ダウンには保温力がありません。 これが、明け方の猛烈な寒さ(底冷え)の原因です。 専用の『アンダーキルト』は高価ですが、原理さえ理解すれば、手持ちの装備で外側に「空気の層」を構築することは可能です。
Protocol / 代用素材による断熱レイヤリング
1
「エマージェンシーシート」:熱の再帰反射
ハンモック本体とクッション(マット)の間に、アルミ蒸着のエマージェンシーシートを敷きます。体温を自分側に跳ね返し、風による熱損失を最小限に。カサカサ音が気にならないよう、タオル等で挟むのがコツです。
2
「寝袋流用」:ミノムシ型アンダーキルト
予備の寝袋をハンモックの外側から包み込むようにクリップや紐で固定します。ハンモック自体を寝袋の中に通す『ピーポッド・システム』。これにより背面に潰れないダウン層が生まれ、アンダーキルトと同等の温かさを獲得できます。
3
「クローズドセルマット」:物理的遮断
最も確実なのは、ハンモックの中に銀マットなどの断熱材を敷くこと。ただし、寝返りでズレやすいのが難点。シュラフカバーを併用し、マットを寝袋の中に直接入れることで、春の急な冷え込みからも背中を鉄壁に守ります。
