Green Woodworking / Buscharft Craft

「生きた木」を、
道具へと昇華させる。
スプーン・カービングの愉悦

Carving Memories from Spring Branches

The Magic / なぜ「春の枝」なのか?

春の樹木は、大地から水分を吸い上げ、形成層が最も活性化しています。 この時期の枝は柔らかく、繊維が素直なため、初心者でもナイフの刃が驚くほど滑らかに入ります。 乾燥させる工程(シーズニング)すら楽しみに変える、木工作術を伝授します。

Protocol / 枝からスプーンへの4ステップ

1

「素材選び」:サクラ、カエデ、シラカバ

広葉樹の適度な太さの枝を選びます。生木は水分量多いため、削りカスが『しっとり』しているのが理想的です。

2

「ブッシュ・ハチェット」による荒削り

まずは手斧で大まかな形を出します。中心線を意識し、スプーンの『首』の部分にクビレを作ることで、最終的なデザインが決まります。

3

「ナイフワーク」:引き切りと押し切り

モーラナイフ等のスカンジグラインドが最適です。繊維の流れ(木目)に沿って、少しずつ薄く、面を整えるように削り進めます。

4

「フックナイフ」で『壺』を彫る

スプーンの最も難しい部分は凹みです。曲刃(フックナイフ)を使い、中心から外側へ向けて回転させるようにえぐり取ります。

A spoon is not just a tool, it's a testament to patience.
Listen to the wood, let the shape emerge.