Foraging Intelligence / Botanical Safety

「春の苦味」を、
安全に剥ぎ取れ。
フキノトウ vs 毒草の境界線

The King of Spring Foraging

The Vision / 知識が「毒」を「糧」に変える

雪解けの地面から顔を出すフキノトウは、春のサバイバル食の筆頭です。 しかし、フキノトウに似た芽を出す猛毒植物も存在します。 「なんとなく」の採取は、死に直結するリスク。 葉の形、香り、根元の構造を科学的に観察し、確信を持って春を味わうのが真のプロフェッショナルです。

Protocol / 識別と採取の3原則

Identify 01

「鱗片(りんぺん)」の重なりを診る

フキノトウは数枚の苞葉(ほうよう)が蕾を包むように重なっています。表面がカサついておらず、しっとりとした緑色をしているものが新鮮。中心の蕾が固く閉じている時期が最も香りが強い。

Identify 02

「ハシリドコロ」との決定的差異

毒草ハシリドコロは、芽吹きの時期が近く、色が似ていますが、葉がより大きく、展開が早いのが特徴。また、フキノトウ特有の『春の香り』がないことが最大の判別点です。迷ったら『嗅げ』が鉄則。

Identify 03

「根」を残す、持続可能な採取

地上部だけをナイフで丁寧にカットします。根を掘り返すと来年の収穫が絶たれます。自然を消費するのではなく、循環させる。これがブッシュクラフト的エシックス(倫理)です。

Nature is a pharmacy and a pantry.
Knowledge is the dose that makes the difference.