Knifemaking / Ergonomic Craft

「掌」の、
記憶を写せ。
カスタムナイフハンドルDIY:自分だけの一本を作る

The Anatomical Customization of the Survival Edge

The Ambition / 道具は自己の拡張である

あなたのナイフのハンドルは、長時間のバトニングで手を痛めませんか? 指の掛かりは完璧ですか? 既製品のハンドルを剥がし、自分の手の大きさ、指の長さに合わせて天然木を削り出す。 それは、ナイフという冷徹な鋼に、あなたという人間を適合させる、ある種の調和のプロセスです。 使い込むほどにあなたの掌の脂を吸い込み、真に『自分の一部』になっていく感覚を味わってください。

Protocol / ハンドル造形の追求

1

「素材選定」:銘木と耐久性の選択

硬くて腐りにくいオリーブ、ナラ、あるいはデザートアイアンウッドなどを選択。木目(フィギュア)の美しさと、実際に握った時の摩擦係数を考慮します。素材選びの段階で、完成後のナイフの性格が決まります。

2

「造形」:握り心地のプロファイリング

粗削りしたハンドル材をタング(ナイフの芯)に固定し、実際に握りながら少しずつヤスリで削っていきます。順手、逆手、フェザースティックを作る際の微妙な角度。自分の掌にしか分からない『正解』を、木の中に探ります。

3

「フィニッシュ」:ボルト固定とオイルの深み

コービーボルトなどで強固に固定し、最後はオイルバス(オイルに数日間浸ける)で仕上げます。水分を完全にシャットアウトし、吸い付くようなしっとりとした質感へ。この一本がある限り、どんな困難な作業も喜びへと変わります。

The hand is the tool of tools.
Carve the wood, own the edge.