トイレの防波堤:水のう設置術
下水が溢れる前に、数キロの「重り」で蓋をする
⚖️
Sewage Backflow Control
Hydrostatic Pressure Counter
集中豪雨時、下水道の処理能力を超えると、行き場を失った水は低い場所にある家の「排水溝(トイレ、風呂、洗濯機)」から噴き出します。これを「下水逆流」と呼び、一度起こると家中に消えない悪臭と細菌を撒き散らします。
The Solution: 「水のう」の作り方
特別な道具は不要です。45リットルのゴミ袋が2枚あれば完成します。
- 1. ゴミ袋を二重にする: 水漏れ防止のため、必ず袋を重ねます。
- 2. 半分(約10〜20L)の水を投入: 重すぎると持ち運べず、軽すぎると逆流の勢いに負けます。
- 3. 結び目をしっかり作る: 空気があまり入らないようにして、口を固く縛ります。
Placement: 設置場所の優先度
1. トイレ(便器の奥に押し込む)
2. 風呂場の排水口
3. 洗濯機の排水ホース周辺
2. 風呂場の排水口
3. 洗濯機の排水ホース周辺
※水のうを置くことで、物理的な質量が排水管内の「空気圧」と「水圧」を抑え込み、逆流を防ぎます。
Essential Survival Rule: 設置後は流さない
水のうを置いている間は、当然ですがトイレは使えません。無理に流そうとすると、逆に水のうを押し戻す圧力が掛かり、決壊の恐れがあります。豪雨が収まるまでは非常用トイレで凌いでください。
Counter Pressure with Mass.
下水の怒りを、水の静かな重みで制する。それが最も確実な住宅防衛である。
