命の架け橋:スローライン投下術
不器用な情熱よりも、一本の「重い」ロープを
Throw Bag Hack
Precision in Panic
濁流に流されている人に、パラコードだけを投げても風に煽られて届きません。救助の専門家が「スローバッグ」を使う理由、それは適度な「質量」がなければ狙った場所にコードを落とせないからです。
DIY Rescue Shell: 即席スローバッグ
手元にロープ(パラコード)しかない場合、以下のセットアップを15秒で行います。
- 1. ペットボトルの加工: 500mlのボトルに1/3ほど水を入れるか、砂を入れます。これが飛距離を生む「重り」になります。
- 2. クローブヒッチで固定: ボトルの首にパラコードをしっかりと結びつけます。外れないよう、テープで補強できればベストです。
- 3. 余りのコードをコイル状に: 投げる方の手ではなく、反対の手にコードの余りを丁寧に持ちます。絡まないことが絶対条件です。
Aiming Protocol: 「手前」ではなく「奥」へ
初心者が陥る罠は、本人を狙いすぎて失敗することです。
「救助者の"上流"かつ"奥"に投げる」。 流されている人は移動しています。コードが本人の体に掛かるように、斜め上流へ投下します。すると、流れによってコードが本人の腕の中に滑り込んできます。
Critical Error: 自分の体に巻かない
相手がロープを掴んだ瞬間、想像を絶する水圧の負荷がかかります。ロープを自分の腰や手に巻きつけて固定すると、あなたも川へ引きずり込まれます。必ず「木や杭に巻き付ける」か、踏ん張れる体勢で構えてください。二次災害を防ぐのが救助の鉄則です。
Lines Save Lives. Friction Holds Them.
一本の糸は弱い。しかし、結び目と物理の使い手がいれば、それは死神の手を振り払う鎖になる。
