鋼の鎧を維持せよ:椿油メンテ
サビはナイフの魂を侵食する。分子の膜で封印しろ
Oxidation Defense
Carbon Steel Preservation
サバイバーの親友であるカーボンナイフ。ステンレスより切れ味は鋭いですが、湿気には極めて脆弱です。梅雨のキャンプから帰宅した際、あるいは雨天の中での使用後に「何もしない」ことは、道具の死を意味します。
The Weapon: なぜ「椿油」なのか?
工業用の油(CRC556等)と違い、椿油は「食用」レベルの安全性を持ちながら、金属への吸着力が極めて高いのが特徴です。
- ● 酸化しない: 植物油の中でも酸化(脂が古くなること)が非常に遅く、長期間ナイフを保護します。
- ● 調理に使える: ナイフで食材をカットする際、工業油の匂いや成分を気にする必要がありません。
Protocol: 3ステップ・シーズニング
1. 水分と汚れの徹底除去(最も重要。ここで湿気を残すと「油の中でサビる」原因になります)。
2. 椿油を一滴、清潔な布で薄く、ムラなく塗り広げる。
3. 数分待ち、余分な油を軽く拭き取る(膜を作るだけで十分です)。
2. 椿油を一滴、清潔な布で薄く、ムラなく塗り広げる。
3. 数分待ち、余分な油を軽く拭き取る(膜を作るだけで十分です)。
Essential Tip: シース(鞘)の湿気に注意
革製(レザー)のシースは、水害や雨にあうと大量の水分を溜め込み、天然の脱水剤となります。濡れたシースにナイフを戻すのは、水の中にナイフを入れるのと同じです。雨の日は、ナイフ本体以上にシースの乾燥を優先させてください。緊急時は、乾いた新聞紙に包んでナイフを運ぶ方が、濡れた革シースより安全です。
Respect the Edge, Silence the Rust.
道具の手入れは、明日を生きようとする意志の現れだ。
