冬の森で見つける「天然の着火剤」:針葉樹の松脂(ファットウッド)を雪の中から探し出す方法
濡れても燃える魔法の木
ファットウッド(肥松)とは、松の木が枯れた後、樹脂(松脂)が根元や枝の付け根に溜まって固まった部分のことです。 油分が非常に多く、多少水に濡れていても強い火力で燃え上がります。 ライターや着火剤を忘れた時、これを見つけられるかが生死を分けます。
どこにあるのか?
1. 枯れた松の立ち木
生きている松ではなく、立ち枯れした松を探します。 特に枝が折れた後の「節(ふし)」の部分に脂が溜まっています。根本が腐っていても、節だけが硬く残っていることが多いです。
2. 倒木の根本
倒れた松の根元付近も狙い目です。ボロボロに腐っていても、芯の部分だけオレンジ色(飴色)に光っていれば、それがファットウッドです。
見分け方・採集方法
- 匂い: ナイフで削ると、強烈な松脂(テレピン油)の香りがします。
- 色: 赤茶色や飴色をしており、光に透かすと半透明に見えることもあります。
- 硬さ: 周囲の腐った木質部に比べて非常に硬いです。
ノコギリや斧で切り出し、必要な分だけ削って使います。 フェザースティック(薄く削ったもの)にして火花を飛ばせば、一瞬で着火します。
まとめ
ファットウッド探しは、ブッシュクラフトの宝探し(トレジャーハント)です。 一本見つければ、数日分の着火剤になります。冬の散歩がてら探してみてください。
