【植物】冬の森で見つかる「エディブル(食用)」:雪の下に眠る根菜や、松の葉茶のビタミン補給

緑の処方箋

冬山の食料は保存食(炭水化物・タンパク質)に偏り、ビタミンが不足しがちです。 昔の探検家たちが壊血病で命を落としたように、数週間のサバイバルではビタミンCの確保が急務です。 新鮮な「緑」は、雪の中にもあります。

針葉樹の葉(松葉・モミ)

常緑樹である松(アカマツ、クロマツ)やモミの葉には、豊富なビタミンA、Cが含まれています。

  • 松葉茶: 葉を摘んで石ですり潰し(または刻んで)、お湯で煮出します。柑橘系のような香りがし、体を温める効果もあります。
  • 注意: イチイなどの有毒植物と間違えないように。松脂の香りが目印です。妊婦は摂取を控えてください。

雪の下の根菜

地上部が枯れていても、根にはデンプンが蓄えられています。

  • クズ(葛): 太い蔓(ツル)を辿って根を掘り出せば、葛粉の原料になります。調理には手間がかかりますが、貴重な炭水化物源です。
  • タンポポの根: 雪の少ない場所なら見つかります。ローストしてコーヒー代わりにすれば、体を温める強壮剤になります。

まとめ

冬の植物採取はカロリー摂取というより、「コンディション維持(整腸・ビタミン補給)」のために行います。 お湯に浮かぶ緑の葉を見るだけで、精神的にも回復します。