【実験】アルミサッシの「結露」を完全放置するとどうなるか?カビと家の腐食の因果関係
結露は「水害」である
暖房で暖められた室内の空気が、冷たい窓ガラスやサッシに触れて冷やされ、空気中の水蒸気が水滴に変わる現象「結露」。 たかが水滴と侮って放置すると、それは「静かな水害」となってあなたの住環境を蝕みます。 特に断熱性の低いアルミサッシは熱伝導率が高く、外気の影響をモロに受けるため、滝のような結露が発生します。
放置した場合のシナリオ
- カビの発生(数日〜数週間):
ゴムパッキンやカーテンに黒カビが生え始めます。これはアレルギー性鼻炎や喘息の原因物質(アレルゲン)となります。災害時はただでさえ免疫が弱りやすいため、呼吸器系の健康維持は重要です。
- 壁紙と断熱材の汚染(数ヶ月):
結露水が窓枠から溢れ、壁紙に浸透します。壁紙の裏側でカビが繁殖し、さらにその奥の断熱材(グラスウールなど)が湿気を吸うと、断熱性能が失われ、余計に部屋が寒くなる悪循環に陥ります。
- 構造材の腐食(数年):
木材が常に湿った状態になると、腐朽菌が繁殖し、木が腐ります。また、湿った木材はシロアリの大好物です。家の強度低下に繋がります。
サバイバル的「結露対策」
災害時は除湿機やエアコンが使えないかもしれません。アナログな対策が必要です。
1. 発生させない(断熱と換気)
- 窓の断熱強化: プチプチ(気泡緩衝材)を窓ガラスに貼ることで、室内の暖気が直接冷たいガラスに触れるのを防ぎます。これだけで結露は大幅に減ります。
- 定期的な換気: 湿った空気を外に出します。寒くても、1時間に数分は対角線上の窓を開けて空気を入れ替えることが、結局は結露を防ぎ、体感的な不快感を減らします。
2. 事後処理(拭き取り)
発生してしまった結露は、拭き取るしかありません。
- スクイージー(ワイパー): 100円ショップの結露取りワイパーで水滴を集め、下のペットボトルなどに回収します。この水は(飲めませんが)トイレを流す水などに再利用できます。
- 吸水スポンジ・新聞紙: サッシのレール部分に新聞紙を詰めておくと、水分を吸い取ってくれます。濡れたら交換し、その新聞紙を乾燥させて、焚き付け(燃料)として再利用するサイクルを作ります。
- 消毒用エタノール: カビが生えそうな場所には、事前にエタノールを吹きかけておくと予防効果があります。
まとめ
結露を放置することは、家の寿命を縮め、自分の健康を害することと同義です。 「窓にプチプチを貼る」という簡単なDIYが、冬の断熱とカビ予防の最高のソリューションになります。年末の大掃除のついでに、窓の断熱化を済ませてしまいましょう。
