【実験】サバイバルシートを「寝袋の上」にかけると、結露でビショビショになる失敗を防ぐ術

初心者が陥る「結露地獄」

エマージェンシーシート(アルミ蒸着シート)は熱を反射しますが、湿気(汗)は通しません。 これを寝袋の上から隙間なく覆ってしまうと、寝ている間にかいた汗(一晩でコップ1杯分以上)の逃げ場がなくなり、シートの内側で結露します。 結果、寝袋のダウンが濡れて保温力を失い、明け方に猛烈な寒さに襲われます。

正しい使い方

1. 寝袋の「中」ではなく「外」、ただし隙間を開ける

シートをかける場合は、足元や首元を密閉せず、湿気が抜ける隙間を作ります。 または、シートを体に巻き付けるのではなく、タープのように上に張って、放射冷却を防ぐ屋根として使うのが効果的です。

2. インナーシーツとして使う(SOLなど)

透湿性のあるヴィヴィ(シュラフカバー)や、インナーシーツ(SOLのエスケープヴィヴィ等)を使えば、湿気を逃しつつ熱を反射できます。 100円ショップの完全防水シートは、寝具として使うには工夫が必要です。

もし濡れてしまったら

連泊の場合、濡れた寝袋は命取りです。 日中に少しでも干して乾かすか、自分の体温で乾かす(着衣のまま寝て体熱で水分を飛ばす、ただし体力を使う)しかありません。 「濡らさない」ことが最大の防寒です。

まとめ

サバイバルシートは魔法のアイテムですが、物理法則(結露)は無視できません。 「保温」と「透湿」のバランスを考えることが、快適な睡眠の鍵です。