雪山でのSOS:光の反射を最大化する「シグナリングミラー」としてのスマホ画面とホイッスル
雪山は「無音」の世界
新雪は優れた吸音材です。あなたがどれだけ大声で叫んでも、100メートル先には届きません(風があれば尚更です)。 体力を消耗する「声」での救難要請は諦め、遠くまで届く「物理現象(音波・光波)」を使います。
シグナリングミラー(光)
専用の鏡がなくても、スマホの画面(オフ状態の黒い鏡面)で代用できます。 太陽光を反射させ、ターゲット(ヘリコプターや対岸の探索者)に向けてチカチカと光を送ります。
照準の合わせ方(V字法)
- 片腕を伸ばし、ピースサイン(V字)を作って指の間にターゲットを捉えます。
- ミラーを持ち、反射光をまず自分の指に当てます。
- その光を維持したまま、指の間の隙間(ターゲット方向)へ光を移動させます。
晴れていれば数キロ先まで光が届きます。三回連続(・・・)で送るのが遭難信号の基本です。
ホイッスル(音)
ザックのチェストストラップに付いているバックルが、実は笛になっていませんか?(確認してください)。 なければ100均の防災ホイッスルで構いません。 「ピーッ、ピーッ、ピーッ(短く3回)」が世界共通のSOS(助けて)です。 これを一定間隔で繰り返します。吹きすぎると酸欠になるので休み休み行います。
まとめ
遭難した時、自分を見つけてくれるのは「偶然」ではありません。「執念の信号」だけが誰かの目に留まるのです。 スマホの電池が切れても、画面(鏡)は最後の命綱になります。
