雪のシェルター「クインジー」自作ガイド:氷点下でも室温が0度前後で安定する魔法の氷室

クインジーとは?

イグルーが「雪ブロックを積み上げる」のに対し、クインジーは「雪を山にして、中をくり抜く」シェルターです。 特別な技術が不要で、サラサラのパウダースノーでも作れるのが最大の特徴です。

作り方(所要時間:2〜3時間)

  1. 雪山を作る: ザックなどを中心に置き、その上に雪を積み上げてドーム状の山を作ります(高さ2m、直径3m程度)。
  2. 硬化させる(焼結): 30分〜1時間放置します。雪の粒子同士が結合(焼結現象)し、硬くなります。その間に棒(30cm程度)を数十本、ドーム全体に突き刺しておきます(壁の厚さのガイドになります)。
  3. 穴を掘る: 入口を小さく開け、中の雪を掻き出します(最初に置いたザックも回収)。突き刺した棒の先端が見えたら、そこが壁の限界です。
  4. 換気穴: 天井に小さな換気穴を開けます。

なぜ暖かいのか?

雪には断熱効果があります。外が-20度でも、クインジーの厚い雪壁が冷気を遮断し、内部は体温だけで0度付近まで上がります。 風も完全に防げるため、体感温度は劇的に改善します。

注意点

  • 酸欠・CO中毒: 内部で火を使う場合は換気を徹底してください(基本は火気厳禁)。
  • 崩落: 焼結時間を十分に取らないと崩れます。
  • 汗冷え: 製作中は汗だくになります。作業後はすぐに着替えるか、汗を乾かしてください。

まとめ

クインジーは、道具がスコップだけで作れる最強の避難場所です。 一度中に入れば、外の吹雪の音が嘘のような静寂に包まれます。