【実験】雪を溶かして飲み水にする:燃料の節約術と、不純物を除くためのコーヒーフィルター濾過

雪を食べるな、溶かせ

喉が渇いても、雪を直接食べてはいけません。 口の中の体温を奪い、低体温症を加速させるだけでなく、冷たすぎて十分な水分量が摂取できず、結果的に脱水症状になります。 必ずバーナーで溶かして「お湯」にして飲みます。

雪を水にする手順

1. 呼び水を入れる

空のコッヘルにいきなり雪を入れると、雪が断熱材となり、底だけが焦げ付く(空焚き状態になる)ことがあります。 最初に少量の水(呼び水)を入れ、それを沸騰させてから雪を投入します。

2. 圧縮しながら足す

新雪は空気を多く含んでいるため、鍋いっぱいに入れても少しの水にしかなりません。 お玉やスプーンでギュウギュウに押し込みながら溶かしていきます。

不純物の濾過

溶けた水を見ると驚きます。木の皮、虫の死骸、土埃などが浮いています。 一見真っ白な雪でも、空気中の汚れを吸着しているためです。 飲む前に「コーヒーフィルター」や「手ぬぐい」で濾過します。これで物理的なゴミは取り除けます。 ※細菌のリスクは低いですが、念のため1分以上煮沸(ボイリング)してから飲むのが安全です。

燃料の消費問題

雪を水にするには膨大な熱エネルギーが必要です。 1リットルの水を作るのに、かなりのガスを使います。 日中であれば、黒いビニール袋に雪を入れて日向に置いておく(太陽光利用)などして、少しでも燃料を節約しましょう。

まとめ

「雪があるから水には困らない」は半分正解で半分間違いです。 「燃料」と「手間」があって初めて、雪は水になります。