【積雪の火起こし】雪の上での焚き火はなぜ消える?「ログプラットフォーム」の科学的構築

焚き火が沈む現象(メルトダウン)

雪の上で直接火を焚くと、熱で下の雪が溶け、焚き火全体が水溜まりの中に沈んでいきます(これを「沈火」と呼びます)。 やがて薪が水浸しになり、酸素の供給も絶たれて火は消えます。 雪上で火を維持するには、火床を雪から隔離する必要があります。

ログプラットフォーム(筏)の作成

太い木を並べて「浮き」を作ります。

  1. 整地: 足で雪を踏み固め、平らなスペースを作ります。
  2. 土台木(ベースログ): 腕くらいの太さの生木(または濡れて燃えにくい木)を隙間なく並べます。これが「筏」になります。
  3. 焚き火: その筏の上で、通常通り焚き火を行います。

土台に使う木は、できるだけ太く、かつ湿っているものが理想です(燃え尽きるのを遅らせるため)。

着火のコツ

プラットフォームの上でも、最初は冷気で熱が奪われやすいです。 通常より多めの焚き付け(樹皮や細い枝)を用意し、一気に温度を上げるのがポイントです。 一度「熾火(おきび)」の層ができれば、その熱がさらに薪を乾燥させ、安定燃焼に入ります。

まとめ

雪上の焚き火は、準備が8割です。 しっかりとした土台があれば、雪の中でも暖かく過ごせます。 終わった後は、土台ごと燃やし尽くすか、バラして自然に還しましょう(※キャンプ場ではルールの確認を)。