【メンテナンス】冬の乾燥晴れは「寝袋・テント」の虫干し日和。カビとダニを防ぐ備蓄ギアのお手入れ

使わない道具ほど劣化する

防災用に買った寝袋やテント、リュックの奥に詰め込んだまま何年も経っていませんか? 特にダウン(羽毛)製品や、テントの防水コーティング(加水分解しやすい)は、湿気が大敵です。 梅雨や夏は湿度が高く干せませんが、冬の乾燥した晴れの日は、湿気を飛ばす絶好のチャンスです。

正しい「陰干し」の方法

直射日光は紫外線劣化(生地の強度低下)を招くため、風通しの良い日陰に干すのが基本です。

寝袋(シュラフ)

  • 広げて干す: ファスナーを全開にし、物干し竿にかけます。
  • 叩いてほぐす: ダウンの場合、手で優しくパンパンと叩いて空気を含ませ、偏りを直します。これでロフト(ふかふか具合)が回復します。
  • 収納保管: コンプレッションバッグ(圧縮袋)に入れっぱなしだとダウンが痛み、反発力が失われます。家で保管する際は、大きめのメッシュバッグや布団収納袋に「ゆったり」入れておくのが理想です。

テント

  • 設営して干す: 可能なら庭やベランダで一度組み立てて風を通します。シームテープ(縫い目の防水テープ)が剥がれていないかチェックします。
  • ベタつき確認: テントの内側がベタベタしていたら「加水分解」が始まっています。重曹水で拭き取るなどの処置が必要ですが、寿命のサインでもあります。

練習を兼ねて

広げて干す作業は、使い方の予行演習にもなります。 「ファスナーが噛んで開かない」「ポールの中のゴムが伸びている」といったトラブルも、メンテナンス中なら落ち着いて対処・修理できます。 もし避難所での一発本番でそれが起きたら、パニックになります。

まとめ

道具への愛着は、生存率に直結します。 手入れされた道具は、いざという時に確実にあなたを守ってくれます。年末の晴れた日は、ギアたちに深呼吸させてあげましょう。