ホテル火災からの脱出:部屋に入って最初にやるべき「非常階段」の確認と、煙を防ぐタオル活用

世界共通のサバイバル・ルーティン

航空機に乗る際、CAは必ず「非常口」を案内します。しかしホテルでは誰も案内してくれません。自分で確認するしかないのです。 部屋に入り、荷物を置いたら、ベッドにダイブする前にやることがあります。

チェックイン直後の3分間

1. 非常階段までのルート確認

ドア裏の避難経路図を見るだけでなく、実際に非常階段の扉まで歩いてください。「部屋を出て右へ〇歩、突き当たりを左」と身体で覚えます。 火災時は煙で視界がゼロになります。壁伝いに手探りでもたどり着ける記憶が必要です。 また、階段のドアが開くか(鍵がかかっていないか、物が置かれていないか)も確認ポイントです。

2. 枕元の準備

寝る時は、ルームキー、スマホ、財布、靴を枕元にまとめて置きます。 特にルームキー(カードキー)は絶対に忘れてはいけません。廊下が煙で充満していて進めず、部屋に戻ろうとした時、オートロックで閉め出されたら終わりだからです。

もし火災が起きたら

ドアノブの温度チェック

警報で目覚めたら、いきなりドアを開けてはいけません。手の甲でドアやノブに触れます。熱ければ廊下はすでに火の海です。部屋に留まり救助を待つ判断をします。

煙対策(濡れタオル)

火災の死因の多くは一酸化炭素中毒です。 バスタオルを水で濡らし、口と鼻を覆います。そして可能な限り姿勢を低くして(床スレスレのきれいな空気層を吸って)移動します。 防煙フード(スモークシャットアウト)を旅行カバンに入れておくのも有効です。

まとめ

「非常階段を確認する」という行為は、心配性ではありません。プロの危機管理です。 この儀式を終えて初めて、安心してくつろげるのです。