12月の「ゴミ出し」サバイバル:年末年始の収集停止期間を乗り切る、生ゴミのフリーズ保存術

ゴミとの戦い

年末年始の「ゴミ収集休み」は、災害時のシミュレーションに最適です。 災害後は数週間〜数ヶ月、ゴミ収集車が来ない可能性があります。溜まり続ける生ゴミは悪臭を放ち、ゴキブリやハエ、ネズミを呼び寄せ、衛生環境を劇的に悪化させます。 冬場は気温が低いとはいえ、暖房の効いた室内では腐敗が進みます。

生ゴミの「フリーズ(冷凍)保存」

冬ならではの、最も簡単で確実な方法です。

ベランダを巨大冷凍庫にする

外気温が0℃を下回るような寒冷地や寒波の日は、ベランダや庭が天然の冷凍庫になります。 生ゴミを水切りし、新聞紙で包んでポリ袋に入れた後、蓋付きのコンテナボックス(動物除けのため必須)に入れて屋外に放置します。 凍ってしまえば腐敗は止まり、臭いもなくなります。

冷凍庫の隙間活用

電気が通じている平常時(年末年始など)なら、冷凍庫の一角を「生ゴミ一時避難所」にするのも手です。 「汚い」と感じるかもしれませんが、腐る前の新鮮な野菜くずや魚の骨をすぐに凍らせてしまえば、それは単なる「食品の一部」と同じ状態で、衛生的です。収集日に凍ったまま捨てれば水垂れもありません。

乾燥こそ正義:ドライゴミ化

冷凍できない環境(暖かい地域や室内)では、「乾燥」が鍵です。生ゴミの成分の80%は水分です。水分さえ抜けば、ゴミは減量し、腐らず、臭いません。

  • 新聞紙の活用: 新聞紙で作った箱や袋に生ゴミを入れます。新聞紙が水分を吸い取り、インクの炭素成分が消臭効果を発揮します。
  • 干す: 野菜の皮、果物の皮、茶殻などは、ザルやネットに入れて天日でカリカリになるまで干します(干し野菜の要領)。驚くほど小さくなり、可燃ゴミとして燃えやすくなります。
  • 段ボールコンポスト: 段ボール箱に腐葉土(またはピートモスともみ殻くん炭)を入れ、そこに生ゴミを投入して混ぜます。微生物が分解して堆肥に変えてくれます。冬場は分解速度が遅いですが、臭い対策としては有効です。

防臭袋の備蓄

「BOS(ボス)」などの高機能防臭袋は、驚異的な防臭力を持っています。赤ちゃんのオムツ処理用として有名ですが、生ゴミ用としても最強です。 これを備蓄しておけば、とりあえず袋に入れて縛っておくだけで、室内でも臭わずに保管できます。

まとめ

「水を切る」「乾かす」「凍らせる」。この3つを駆使して、ゴミを「腐敗物」ではなく「乾燥物」あるいは「凍結物」として管理しましょう。 ゴミを制する者は、長期の避難生活を制します。