【スキルアップ】凍った倒木から「乾いた心材」を削り出す:ナイフと斧によるバトニング術
濡れているのは「外側」だけ
直径10cm以上の太い枝や倒木なら、たとえ数ヶ月雪の中に埋まっていても、芯まで水が染み込んでいることは稀です。 外側の濡れた部分(辺材)を取り除けば、中は乾燥しており、すぐに燃やせます。
バトニングの手順
フルタング(金属が柄の最後まで入っている)のナイフを使います。
- 薪を立てる: 雪の上ではなく、石や別の木(薪割り台)の上に薪を立てます。
- ナイフを当てる: 薪の中央にナイフの刃を当てます。
- 叩く: 別の木の棒(バトン)で、ナイフの背を叩いて食い込ませていきます。
- 分割: 薪を半分、さらに半分と割っていきます。
- 芯を取り出す: 割った断面の中心部分(心材)を細く削れば、最高の焚き付けになります。
凍結木の注意点
凍った木は非常に硬く、同時に脆くなっています。 無理に叩くとナイフの刃が欠けたり(チップ)、折れたりすることがあります。 節(ふし)のある部分は避け、木目に沿って素直な部分を割るのがコツです。 どうしても硬い場合は、クサビ(木で作った楔)を使って割ります。
まとめ
「濡れた薪しかないから火がつかない」は言い訳です。 ナイフ一本あれば、自然界の冷蔵庫から乾燥した燃料を取り出せます。 この「割って中を使う」発想こそが、サバイバルの基本です。
