大掃除の最優先エリアは「廊下」と「玄関」:0秒で逃げるための避難路クリアランス確保

家の中に「高速道路」を作る

部屋がどれだけ散らかっていても構いませんが、「寝室から玄関までのルート」だけは、滑走路のように何も置いていない状態にする必要があります。 暗闇の中、煙が充満している中、這ってでも逃げられる幅(最低80cm〜1m)が確保されていますか? 年末の大掃除は、この「命の道」を開通させる作業です。

撤去すべき危険物リスト

1. 廊下の古雑誌・通販の段ボール

「後で捨てるから」と廊下に積み上げた古紙は、地震で崩れて道を塞ぐだけでなく、火災時の燃料となり、逃げ道を火の海に変えます。即刻処分してください。

2. 玄関の自転車・ベビーカー

マンションの狭い玄関たたきに自転車を置いていると、ドアが開かなくなったり、転倒してドアを塞いだりします。 避難時、ドアは唯一の出口です。ここには「靴(サンダル)1足」以外、何も置かないのが理想です。

3. 廊下にある背の高い家具

本棚などが廊下に面して置いてある場合、倒れると完全に道を塞ぎます(閉塞)。 どうしても置くなら、強力な転倒防止器具(L字金具など)で壁に固定するか、家具の向きを変えて「倒れても人が通れる隙間」が残るようにします。

「ついで」にやるべきこと

廊下を片付けるついでに、以下の2点をチェックします。

  • 足元灯(フットライト)の設置: 停電時に自動点灯するコンセント式のライトを廊下に挿しておきます。
  • 画鋲・ガラス片対策: スリッパを廊下の決まった場所に置いておくか、壁掛け収納にします。裸足で逃げるのは危険です。

まとめ

綺麗な家より、生き残れる家を。 「ここを通って逃げるんだ」とイメージしながら掃除機をかけるだけで、その場所はただの廊下から「生存ルート」に変わります。