【点検】カセットボンベの「使用推奨期限」は7年!底面の刻印を確認し、古いものから消費せよ

見落とされがちなガス缶の寿命

防災備蓄の王様、カセットボンベ。安くて便利なので大量に買い込んでいる人も多いでしょう。 しかし、ボンベには寿命があります。メーカー(日本ガス石油機器工業会)が定める使用推奨期限は、製造から約7年です。 これは缶の中に微量に含まれる水分で内側から錆びたり、バルブ部分のゴムパッキンが経年劣化して硬化・縮小し、ガス漏れを起こす危険性が高まるためです。

製造年月日の確認方法

今すぐ備蓄しているボンベの「底」を見てください。数字が印字されています。

例:20231201 → 2023年12月1日 製造

例:18.11.05 → 2018年11月5日 製造

ここから7年を足したのが期限です。 もし「2010年」などの刻印があれば、すでに15年以上経過しており、大変危険です。

錆びている缶は即廃棄!

期限内であっても、湿気の多い場所(シンクの下や床下収納)に保管していた場合、缶の外側が錆びていることがあります。 錆が進行すると、缶の厚みが薄くなり、ピンホール(小さな穴)が開いてガスが漏れたり、使用時の圧力に耐えきれず破裂する恐れがあります。 先端のキャップ周辺や、底の縁などをチェックし、錆が見られたら使用せずに廃棄処理(ガス抜き)を行ってください。

正しい消費サイクル(ローリングストック)

「買ったまま忘れていた」を防ぐために、以下のルールを定めます。

  1. 手前に置く: 新しく買ったボンベは奥に、古いボンベは手前に置く(先入れ先出し)。
  2. 冬の鍋で使う: 冬は鍋料理でカセットコンロを積極的に使い、古いボンベを消費します。
  3. 日付を書く: マジックで大きく「2030年まで」と期限を書いておくと、パッと見て判断できます。

まとめ

古いガスボンベを使うことは、爆弾を使うようなものです。 年末の鍋シーズンは、備蓄ガスの新陳代謝を図る絶好のチャンス。美味しい鍋を食べながら、防災の安全性も高めましょう。