【火の技術】吹雪の中でも火を絶やさない:三面を雪で囲う「リフレクター」による熱の集中管理
風を制する者が火を制する
雪山で火が消える最大の原因は、雪ではなく「風」です。 強風は熱を一瞬で奪い去り、着火を困難にします。 まずは風防を作ることが最優先です。
スノー・リフレクターの構築
コの字型の壁
焚き火をする場所の風上側と両サイドを、雪の壁で囲みます。 高さは座った時の頭くらいまであると理想的です。 雪ブロックを積み上げるか、雪をシャベルで盛って壁にします。
熱反射の効果
この雪の壁は、風を防ぐだけでなく、焚き火の放射熱を反射(リフレクト)して、座っている人間の方へ跳ね返してくれます。 焚き火の裏に壁があるだけで、体感温度は数度上がります。 壁の内側が溶けて氷状になると、さらに反射効率が上がります。
煙突効果の活用
壁が近すぎると、酸欠になって煙たくなります。 適度な距離(火から50cm〜1m)を保ち、空気の通り道(煙突効果)を意識して薪を組みます。
まとめ
「ただ火を燃やす」のではなく、「空間(かまど)を作る」意識を持ちましょう。 雪のリフレクターに囲まれながら炎を見つめる時間は、極寒の地での最高の贅沢です。
