マンションの「内水氾濫」リスク:年末の配管詰まりを解消し、上階からの水漏れを防ぐ
見えない血管の動脈硬化
マンションや集合住宅の排水管は、各家庭からの排水が一本の太い管に合流して流れていきます。 長年蓄積された油汚れ、髪の毛、石鹸カスなどが管の内側に付着し、通り道が狭くなっていると、災害時や大雨時に「逆流」や「 つまり」を引き起こします。 特に冬場は気温低下で油脂分が固まりやすく、詰まりのリスクが高まります。
DIYメンテナンス:お湯とバケツの一気流し
業者の高圧洗浄が理想ですが、自分でもできる効果的な掃除法があります。
キッチンの「一気流し」
- シンクの排水口の蓋やカゴを全て外します。
- 排水口をタオルなどで栓をします(タオルを詰め込みすぎないよう注意)。
- シンクに40〜50℃のお湯(熱湯は配管を傷めるのでNG)を7〜8分目まで溜めます。
- 栓(タオル)を一気に引き抜きます。
- 大量のお湯の水圧と熱で、配管内のヘドロや油汚れを押し流します。
パイプクリーナーの活用
市販のパイプクリーナー(水酸化ナトリウム配合のもの)を使い、説明書通りに粘度の高い液体を流し込んで放置し、汚れを溶かします。大掃除のタイミングで必ず実施しましょう。
災害時のトイレリスク
地震直後は、マンションの排水管が破損している可能性があります。 その状態で誰かがトイレを流すと、下階の部屋や、1階のエントランス部分で汚水が溢れ出す事故が多発します。 「詰まりがない状態」にしておくことは平時の義務ですが、災害直後は「安全確認ができるまで流さない」のが鉄則です。
まとめ
排水管のメンテナンスは、自分だけでなく、同じマンションに住む隣人へのマナーであり防災です。 水の流れを良くしておくことは、生活の循環を良くすること。年末のスッキリ体験として実践してください。
