Urban Bivouac / Night Navigation
「アスファルト」を、
寝床とせよ。
都会の緊急野宿術:ビル風を遮り、安全に朝を待つためのタクティクス
Survival Tactics for the Homeless Night in Metropolis
The Reality / 都会の夜は「風」が牙をむく
山中のサバイバルと同様、都会の夜も最大の敵は『低体温』です。 特にビルの谷間は風が加速し、春先でも体感温度を一気に氷点下近くまで引き下げます。 また、治安の悪化も考慮しなければなりません。 目立たず、風を避け、かつ脱出口を確保できる場所を見出す『眼』が、都会のサバイバーには求められます。
Protocol / アーバン・ビバークの場所選び3ヵ条
1
「風防」:L字型の壁と吹き溜まりの回避
大きなビルの角(かど)は風が巻き込みます。一番良いのは、壁がL字型に囲まれ、かつ上が少し出っ張っている軒下(のきした)。風が直接当たらないだけで、体感温度は劇的に変わります。落ち葉やゴミが溜まっている場所は『風が死んでいる』証拠です。
2
「断熱」:段ボールと新聞紙の重層化
地面のアスファルトは絶え間なく体温を奪い取ります。廃品回収の段ボールは都会の『最強のマット』。さらに丸めた新聞紙を服の間や足元に詰め込みます。この『空気の層』を作れるかどうかが、眠れるかどうかの境界線です。
3
「身隠」:周囲の死角を突いた配置
【重要】通りから直接見えない場所。しかし、完全に袋叩きにされない逃げ道があること。大きな植え込みの裏や、銀行のATMコーナー(解放されている場合)の外周。存在感を消すことが、都会の野生動物(不審者)から身を守る唯一の手段です。
