Wild Edibles / Preservation Tactics
「芽抜き」を、
価値に変えろ。
つくしの「後追い」サバイバル:胞子放出後も美味しく頂くための佃煮プロトコル
The Aesthetics of Botanical Persistence
The Fact / つくしは「忍耐の食材」である
『胞子が飛んだら終わり』というのは思い込みです。 緑がかった穂先も、しっかりと下処理をすれば独特の苦味と食感が楽しめる優れたリソースになります。 一番の難関は膨大な「袴(はかま)取り」。 しかし、その静かな手仕事の時間こそが、都会のノイズから思考を切り離すマインドフルネスなサバイバル体験となります。
Protocol / つくしの佃煮・長期保存の工程
1
「殲滅」:袴を完全に除去する根気の戦い
一つ一つの節にある袴を、指先で丁寧に外します。これを残すと口触りが最悪になるため、妥協は許されません。音楽を聴きながら、あるいは瞑想として、淡々とこなす。これがサバイバーの基礎体力です。
2
「洗浄」:3回以上の水洗いで砂と胞子を落とす
地面に近い場所で育つため、細かい砂が入り込んでいます。特に穂先は念入りに。水洗いを繰り返すことで、胞子特有の青臭さが和らぎ、佃煮にした際の上品な苦味が際立ちます。
3
「濃縮」:醤油、酒、砂糖。そして『予熱』で味を染み込ませる
【重要】調味料を入れて煮詰めますが、水分を飛ばしすぎないこと。最後に火を止め、一度完全に冷ますことで味がつくしの芯まで浸透します。冷蔵庫で2週間。ご飯の上の小さな春が、あなたの活力を支えます。
