First Aid / Ankle Support
「関節」を、
テープで固定せよ。
捻挫・自営のタクティクス:靭帯の代わりとなるテーピング構造の構築と、下山能力(モビリティ)の維持・評価プロトコル
The Aesthetics of Orthopedic Resilience
The Reality / 足首は「構造」である。壊れたら、補強しろ。
登山道に潜む浮き石、木の根の段差。4月の湿った土は、不用意な一歩を「捻挫」という名の罠に変えます。 グキッという絶望的な音。 しかし、そこで思考を停止してはいけません。 筋肉と靭帯が果たせなくなった「支える」という機能を、伸縮・非伸縮テープで外部から供給(エクスターナル・サポート)する。 歩みを止めないための、整形外科的な応急処置があなたを救います。
Protocol / 捻挫発生時の緊急マネジメント
1
「固定」:ヒールロックによるかかとの安定化
足首が最もグラつく『横方向』の動きを制限するため、かかとを包み込むようにテープを巻きます。これにより、損傷した靭帯にさらなる負荷(ストレス)がかかるのを防ぎ、痛みを感じにくい状態を物理的に作り出します。
2
「冷却(または圧迫)」:ストッキングや包帯による腫れの抑制
【重要】腫れがひどくなると登山靴が入りません。患部を適切に圧迫(コンプレッション)し、組織液の流出を抑えます。冷たい水が流れる沢があれば、足を浸けてアイシングを行い、炎症の進行を遅延(ディレイ)させます。
3
「判定」:自力下山の可否。10歩歩けるか?
テーピング後、荷物を背負って10歩歩いてみます。痛みが引かず、軸がぶれるなら自力下山は危険です。日没までの時間、仲間の有無を総合的に判断し、早めに救助を要請する勇気。冷静な損切り(ロスカット)こそが、二次遭難を防ぐ最大のプロトコルです。
